テムズ川とタワーブリッジのシーンブローチ

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クラフツマンシップを存分に発揮した額縁に入った小さな絵画のようなシーンブローチです。
ロンドンを流れるテムズ川にかかる跳開式の可動橋、タワーブリッジと周辺の風景を丁寧に描いたひと品、細かなディテールが随所に織り込まれ、橋の手前にはカモメが一羽優雅にとび、大小の船が浮かんでいるテムズ川の水の流れも写実的に表現されています。風景が描かれているセルロイド製のブローチは1920年代から30年代にかけてフランスで製作されていたスタイルで、セルロイドを幾層にも重ねシーンに遠近感を演出しています。カバーはされていないので洋服の色がブローチに反映しいろいろな背景を楽しむことが出来ます。ブローチの製作年代は不明ですがピンクラスプは、古いアイテムに多い回転式のストッパーがないCクラスプです。大きさは約52mm×40mm、重さ9,9g、シーンブローチはどれも繊細な作りのため経年や使用によるダメージがあるものも多くありますが、このブローチは経年による多少の変色と変形はありますがヴィンテージとしてのご使用には差し支えがない程度だと思います。アンティークジュエリーファンにもお勧めできるひと品です。