タワーブリッジのセルロイド製シーンブローチ

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金色のオーバル型の枠の中に象牙のような質感のタワーブリッジを立体的に表現したシーンブローチです。
ロンドンを流れるテムズ川にかかる跳開式の可動橋、タワーブリッジと跳ね橋の下を通過しようとする船が描かれた細かなディテールが随所に織り込まれた小さな絵画のようなアイテム、風景が描かれているセルロイド製のブローチは1920年代から30年代にかけて主にフランスで製作されていたスタイルで、セルロイドを幾層にも重ねシーンに遠近感を演出しています。カバーはされていないので洋服の色がブローチに反映しいろいろな背景を楽しむことが出来ます。ブローチの製作年代は不明ですがブローチピンの受けの部分はチューブを引いて着脱するスタイルでこの様式のクラスプは1850年ごろから第二次世界大戦の後まで主にヨーロッパで使用されていました。大きさは約54mm×42mm、重さ9,3g、シーンブローチはどれも繊細な作りのため経年や使用によるダメージがあるものも多くありますが、このブローチは経年のため枠に多少のメッキロスがある程度でヴィンテージとしてのご使用には差し支えがない程度だと思います。