カドロ製、金色の小鳥が9羽集まってツリーのフォルムを作っているインパクトがあるクリスマスブローチです。
エナメル仕上げの梨が動きに合わせてスイングするエレガントかつアーティスティックなデザインが印象的なブローチはクリスマスソングから発想を得ています。ヨーロッパに古くからあるクリスマスキャロルでマザーグースにも載っている「The Twelve Days of Christmas・クリスマスの12日」は一日ごとに贈り物が増える楽しいクリスマスソング、梨とパートリッジは一日目の贈り物です。「The first day of Christmas, My true love sent to me, A partridge in a pear tree.」気品漂う唯一無二の存在感は、さすがカドロという逸品です。このブローチは通常緑色のビーズを梨に使っていますが、エナメルで仕上げた梨をダングルさせているレアなアイテムです。全体の大きさは65mm×47mm、重さ16,4g、小鳥一羽の大きさは20mm×19mm、コンディションはエナメルに塗りむらがありますが外観には影響しない程度、その他多少の経年感はありますがほぼ未使用と思われヴィンテージとしてのご使用には差し支えがない程度です。裏にCADOROの刻印が入っています。
Cadoro (カドロ)
1950年代にルーマニアのロイヤルファミリーの末裔のDan Steneslieuと、俳優のSteven Brodyによってニューヨークで創業しました。アート、冒険、旅行を愛する二人は、旧世紀のロシアやルーマニアのデザインから影響を受けた、すばらしい作品を作り出しました。1970年前後にデザイナーのDanが亡くなり会社は1980年代に営業を終了しました。市場に出回っている数が少なく入手が難しいブランドの一つです。