コロ製、エナメル仕上げの白いツバメのブローチです。
胴体と瞳に赤いラインストーンを配し、頭と羽根と尾の一部をホワイトで彩色し、アクセントにレッドをペイントしたアイテム、ミッドセンチュリーらしいレトロモダンなデザインとアーティスティックなツバメのフォルムに心惹かれます。コロ社が販売していたこのスタイルのツバメのモチーフはペイントをしていないもの、ラインストーンの色違い、小さなサイズなどのバリエーションがあります。西洋では燕は季節がめぐると元の場所に戻ってくることからラッキーアイテムとして知られ、そこからあなたへ回帰するというメッセージがあり旅立つ人が家族や恋人に燕のアクセサリーを贈りました。とくにイギリスではヴィクトリア時代に愛の象徴として人気がありました。ブローチの大きさは38mm×51mm、重さ9,2g、コンディションはエナメルペイントに多少の経年感はありますがヴィンテージとしてのご使用には差し支えがない程度です。裏にCOROの刻印が入っています。


Coro (コロ)

米国有数のジュエリーメーカーとて隆盛を極め一時代を築き上げたコロは、1901年にニューヨークでEmanuel Cohn氏とCarl Rosenberger氏によりCohn & Rosenbergerとして創業し1943年に創立者の頭文字をとり会社名を正式にCOROと変更しました。1924年にAdolph Katz氏がデザインディレクターに就任するとさらなる飛躍が始まり、彼が手掛けた作品は現在でもコレクターズアイテムとして高く評価されています。コロ社のブランドはコロの他にコロクラフト、コロぺガサス、コロスターリング、コロデュエット、ヴァンドーム、フランソワなどがあります。